包丁の選び方のポイントと特徴について解説

【素材別】包丁の選び方のポイントと特徴について解説

包丁の選び方で悩むのが、素材の違いです。包丁にはさまざまな素材が使われており、それぞれに特徴を持っています。せっかく包丁を選ぶなら、自分にぴったりの一本を選びたいもの。

そこで今回は、包丁の選び方のポイントと、素材別の特徴について解説します。


包丁の選び方は?素材別の特徴を解説

包丁の種類

包丁を選ぶときのポイントは、大きく次の4つです。

  • 切れ味の良さ
  • 耐久性の高さ
  • 手入れのしやすさ
  • サビにくさ

切れ味の良いセラミックナイフ(包丁)でトマトをカット 1つ目は「切れ味の良さ」。やはり包丁を選ぶとなると、食材をカットするときの鋭さが重要です。一概に素材が硬いほど切れ味が良いとは言えませんが、硬度の高さは切れ味の良さを測るうえでチェックしたいポイントとなります。また、切れ味が持続するかを確認しておくと、研ぎ直しの手間が軽減できます。

 

包丁で魚をカット

2つ目は「耐久性の高さ」。硬度が高い素材が耐久性が高いとイメージされがちですが、包丁の耐久性で大切なのは靭性(じんせい)です。靭性とは“ねばり”や“しなり”を意味し、適度なしなりがあることで刃こぼれや欠けを防ぎます。

 

砥石で包丁を研ぐ

3つ目は「手入れのしやすさ」。包丁を長く使い続けるためには、日頃のお手入れが欠かせません。しかし頻繁に包丁を研ぐといった作業は手間がかかるため、用途やシーンに合わせて手入れがしやすい素材を選ぶのがおすすめです。

 

包丁を水できれいに洗う

最後は「サビにくさ」。金属素材を使用する包丁は、どうしてもサビてしまう性質があります。せっかくの包丁もサビが発生すれば切れ味が落ちてしまいます。あらかじめサビにくい素材を選んでおくと、お手入れが簡単です。

では、ここまでご紹介した選び方のポイントを踏まえながら、包丁の素材別の特徴を見ていきましょう。

 

1.ステンレス

  • 切れ味の良さ:鋼よりやや劣る
  • 耐久性の高さ:高い
  • 手入れのしやすさ:しやすい
  • サビにくさ:サビにくい(まったくサビない訳ではない)

一般的に使用される包丁の素材として多いのがステンレスです。

ステンレスは鉄とクロムから作られた合金(複数の金属が合わさった素材)です。鉄の弱点であるサビへの耐性を高めるためクロムを添加し、サビに強い特性を持ち合わせています。

切れ味は鋼に比べて劣ってしまいますが、耐久性が高く頻繁な研ぎ直しが必要ないため、手入れがしやすいメリットがあります。

また一口にステンレス包丁といっても、安価で手頃な商品から高価で高品質なものまでバリエーションが多いのも特徴です。

 

2.鋼(はがね)

  • 切れ味の良さ:高い
  • 耐久性の高さ:硬度が高くなると欠けやすい
  • 手入れのしやすさ:研ぎやすいがこまめなメンテナンスが必要
  • サビにくさ:サビやすい

鉄に炭素を添加した合金が「鋼(はがね)」です。和包丁に使われるため日本人には馴染み深い種類です。他の素材に比べて硬度が高く、鋭い切れ味が特徴。とくに炭素の含有量が多いほど素材が硬くなり、切れ味の良さや持続性が高まります。

一方で硬度が高くなると素材の“しなり”を意味する靭性が低下するため、刃こぼれや欠けの原因になります。また鉄を使用しているためサビやすい点が弱点で、こまめなメンテナンスが欠かせません。

料理人や本格的な調理を楽しむ上級者向けの素材です。

 

3.チタン

  • 切れ味の良さ:劣
  • 耐久性の高さ:軽量で欠けにくい
  • 手入れのしやすさ:しやすい
  • サビにくさ:耐食性に優れサビにくい

チタンは金属でありながら耐食性(腐食しにくい性質)に優れており、サビにくい特徴を持っています。軽量で使い勝手がよく、欠けにくいのもメリット。また他の金属素材に比べて匂い移りが気にならないのも特徴です。一方で切れ味は他の素材に比べて劣ってしまうのが難点です。

 

4.セラミックス

  • 切れ味の良さ:鋭い
  • 耐久性の高さ:硬い食材に対して弱い
  • 手入れのしやすさ:食洗機で洗えるが砥石が使えない
  • サビにくさ:サビない

セラミックスは陶器の仲間です。金属素材ではないため、サビる心配が一切ありません。また軽量で使い勝手が良く、切れ味が鋭い点もメリットといえます。金属素材特有の匂い移りや変色がないため、食材の風味や色合いを損なわない点も魅力です。

ネックとなるのが耐久性で、金属製のナイフに比べると劣ってしまいます。しかし冷凍食品や、かぼちゃ・とうもろこしのような硬い食材を避けて使用すれば刃こぼれや欠けを予防できます。

食洗機や台所用漂白剤で洗え、お手入れもしやすいですが、一般の砥石では研げない点を覚えておいてください。

京セラ製セラミックナイフならアフターサービスもあり安心

今回は包丁の選び方と、素材別の特徴についてご紹介しました。

包丁の素材はステンレスや鋼といった金属製のものが一般的です。それぞれ耐久性や切れ味の鋭さなど、素材別にメリットがあります。一方で、金属製素材に共通するのがお手入れをしないとサビてしまうこと。その点、陶器の仲間であるセラミックスはサビる心配がなく、鋭い切れ味で調理を助けてくれます。

鋭い切れ味や手入れの手間の少なさなど、キッチンに立つ楽しみを広げてくれるセラミックナイフ。

京セラ製セラミックナイフは、自社で独自開発したセラミックス素材を使用しているので、一般的な製品に比べ硬さやしなりに優れています。また、手に持った瞬間に驚きを感じるほどの軽い使い心地と、吸い込まれるような鋭い切れ味は、一度体験すればその違いをすぐに実感していただけるはず。

アフターサービスも充実した京セラ製セラミックナイフで、毎日のお料理をもっと楽しんでみてください!

セラミックナイフの商品一覧はこちら


このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。