シャープナーの種類と選び方のポイント

シャープナーの種類と選び方のポイント

「最近なんだか包丁の切れ味が悪い」

そんなときはシャープナーを使って包丁の刃を研ぎ直してみるのがおすすめです。包丁は使い続けていくと摩耗してしまい、新品に比べて切れ味が落ちてしまいます。シャープナーを使えば、切れ味が回復し使い心地のよい状態をキープできます。

では実際にシャープナーを購入するなら、どんなポイントを押さえておけばよいのでしょうか。今回はシャープナーの種類や選び方のポイントについて解説します。商品を購入する参考材料としてお役立てください。

切れる包丁の刃は表面に凹凸がある

包丁の刃の様子

そもそも「包丁の切れ味が悪い」というのはどんな状態を指すのでしょうか。

包丁は使用し続けると刃先が摩耗して、尖った状態から、丸い状態へ変化してしまいます。このとき、刃の表面も摩耗しておりツルツルの状態になっています。これが切れ味が悪い状態です。

実は新品の包丁は刃の表面に細かな凹凸があり(ギザギザしている)、ノコギリのような役目を果たすことで刃を入れる際に食材が滑らず、切りやすくなります。摩耗してツルツルの状態ではこの役目がうまく機能せず、切れ味の悪さにつながる訳です。

つまりシャープナーを使う理由は、「包丁の先端の鋭さを取り戻す」、「刃の表面に凹凸をつける」2つの目的を果たすことで切れ味を取り戻すのが狙いです。

シャープナーの選び方3つのポイント

ここからは、シャープナーの選び方についてポイントごとに見ていきましょう。商品を購入する際は、どんな点を確認しておけばよいのでしょうか。

ポイント1.シャープナーの種類(タイプ)から選ぶ

シャープナーで包丁の刃を研ぐ様子

1つ目のポイントはシャープナーの種類(タイプ)です。シャープナーには研ぎ器の仕組みや操作方法によっていくつか種類が分かれています。代表的な4つの特徴を見ていきましょう。

ロール式

ロール式のシャープナーは、研ぎ器の先端に2枚の砥石が付いており、これが刃を挟むように回転して刃先を研ぐ仕組みです。刃物を研ぐには砥石(といし)が理想的ですが、ロール式は砥石の仕上がりに近く、より手軽に刃を磨けます。シャープナーでも本格的な凹凸のある(ギザギザのある)仕上がりを求めるなら、ロール式を選んでみましょう。

交差式

交差式はV字に交差した2枚の砥石に包丁を挟むようにして研ぐ種類です。構造がシンプルなため価格が安く、手軽に購入できるのがメリットです。

一方で研ぎ味はロール式に比べ劣ってしまうため、予算と機能性をしっかり見極めて購入を検討してみましょう。

電動型

電動式は電池で回転する砥石部分に、包丁を当てるようにして研ぐ種類です。包丁を軽くシャープナーに当てるだけで刃物が研げるため、沢山手を動かす労力や手間がかかりません。また砥石と違って力加減や角度を気にする必要がないため、誰でも均一な仕上がりが実現できます。

商品によっては作業中の音がややうるさい点がネックです。また電動なので手動型に比べて価格帯が高い点も押さえておきましょう。

研ぎ棒

研ぎ棒とは棒状のシャープナーで、刃先を棒でなでるようにして研ぐ種類です。包丁はもちろんハサミやピーラーといった刃物全般に使用できるため、用途の幅が広いのが特徴です。

しかしテーブルやキッチンの上で使用する据え置き型と違い力加減や研ぐ角度を調節する必要があります。慣れるのにコツがいるため、中〜上級者向きのアイテムといえるでしょう。

ポイント2.対応している包丁の素材から選ぶ

切れ味の良い包丁で食材を切る男性

2つ目のポイントは、対応している包丁の素材から選ぶことです。シャープナーは商品によって、研げる素材が異なります。事前に確認しておきたいポイントは材質・刃の種類(両刃・片刃)、包丁の種類の3つです。

まず、材質はステンレスやセラミックスといった刃の素材のことです。一般的なシャープナーであればステンレス素材には対応できます。しかしセラミック素材をはじめ特殊な材質の場合は、それぞれの素材に対応した商品を選ぶようにしましょう。

次に刃の種類である両刃・片刃についても確認しておきましょう。両刃であればほとんどの商品が対応していますが、片刃には対応していない商品も少なくありません。もし手持ちの包丁に両刃と片刃どちらも揃っているなら、「両刃・片刃対応」の商品を選んでおくと間違いがありません。

最後に包丁の種類によっては商品が対応していない場合があります。たとえば刺身包丁や刃が波打っているパン切り包丁のような種類は、一般的なシャープナーでは研げない場合があります。こうした種類が手持ちにあるなら、購入前に商品が対応しているかを確認しておきましょう。

ポイント3.手動型か電動型かで選ぶ

最後のポイントは、手動型と電動型のどちらを選ぶかです。

 手動タイプのシャープナー

手動型は電動型に比べて価格も手頃で、初心者でも簡単に使用できます。さっと取り出して使用できる手軽さも魅力です。ただ、電動タイプのほうが手動タイプより、研ぎのパワーが強いため、切れ味が回復しやすい点は覚えておきましょう。

電動型のシャープナー

一方の電動型はやや値段は張るものの、ほぼ力を入れずに作業ができ砥石のように刃を沢山動かす手間がかかりません。機能性がしっかりしている商品を選べば均一な研ぎ味に仕上がるのもメリットです。ただネックとなるのが使用中の音で、商品によっては作動音がかなり響く場合があります。作動音が気になる場合は手動型を選ぶか、消音性能に優れた商品を選んでみましょう。

京セラキッチンなら包丁の素材にあわせてシャープナーを選べる

今回は包丁の研ぎ直しに便利なシャープナーの種類と選び方をご紹介しました。シャープナーは手動型と電動型や、研ぎ器の砥石の仕様などで種類が分かれます。また、商品を選ぶ際に重要なのが包丁の特徴で、材質や種類によっては研ぎ器が適合しない場合があります。事前に手持ちの包丁の特徴を確認して、適合する商品を選べば間違いがありません。

京セラキッチンのシャープナーは、金属包丁向けの商品だけでなく、セラミック包丁向けの商品もご用意しています。いずれも鋭い研ぎ味が特徴で、シャープな切れ味に仕上がります。また手動型だけでなく電動型の商品もご用意していますので、用途にあわせてお好みの商品を選んでみてください。

セラミックシャープナー


このサイトはhCaptchaによって保護されており、hCaptchaプライバシーポリシーおよび利用規約が適用されます。