ペッパーミルの種類と選び方のポイント

料理の味付けや香りづけにスパイスを使用するなら、「ペッパーミル」を持っておくのがおすすめです。その場で挽きたての香りを楽しめ、いつものお料理がもっとおいしく仕上がります。

しかしいざ商品を購入するとなると、どれを選べばよいのか迷ってしまうのでは。そこで今回はペッパーミルの種類や選び方のポイントをご紹介します。

ペッパーミルの選び方5つのポイント

ペッパーミルは胡椒（こしょう）をはじめとしたスパイスを粉末状にする調理器具です。

市販品のスパイスは素材を挽いた状態で販売されていますが、スパイスは挽いてから時間が経つと香りが飛んでしまいます。ペッパーミルならその場で挽いて料理にふりかけるため、風味が段違い。料理がより一層おいしく仕上がります。

ペッパーミルは各メーカーからさまざまな商品が販売されていますが、選ぶ際はどんなポイントを押さえればよいのでしょうか。押さえておきたい5つのポイントをご紹介します。

1．ペッパーミルの種類から選ぶ

1つ目のポイントはペッパーミルの種類です。ペッパーミルは大きく「手動」と「電動」の2種類に分かれています。

手動タイプはペッパーミルでは定番の種類で、手を使って器具を操作してスパイスを挽きます。操作方法によっても種類が分かれており、スタンダードなのが「両手」を使って器具を回転させるように使用するタイプです。

「片手」タイプは器具の上部にあるノック部分を押したり、レバーを引いたりする仕組みで、片手でも簡単に使用できます。両手タイプに比べると、一度にスパイスを挽ける量が少なめなのがネックです。

ハンドルを回すようにして使用する「グラインダー」タイプは、両手タイプに比べ軽い力でスパイスを挽けます。大皿のサラダやパスタのように、一度に大量のスパイスを使用したい方にはおすすめです。ハンドルがやや飛び出しているので、事前に収納スペースの有無を確認しておきましょう。

電動タイプは、スイッチ1つで器具が作動し片手でスパイスを挽けます。力を加える必要がないため、誰でも簡単に使用可能です。

デメリットをあげるなら、手動タイプに比べて価格が高いこと。また乾電池を使用するため、頻繁にペッパーミルを使用する方は維持コストがかかる点を考慮しておきましょう。

2．粗さ調節機能の有無で選ぶ

スパイスの粗さを調節する「粗さ調節機能」の有無も選ぶ上でのポイントです。

例えば胡椒であれば、粒が大きめの“粗挽き”の方が風味が強く、見た目にもインパクトがあります。粒が小さい“細引き”であれば、料理の隠し味としてスパイスを加えたい場面などにぴったりです。

このように仕上がりや風味に変化を加えられるのが荒さ調節機能のメリットです。料理好きの方は調節機能の段階が多いタイプを選んでおくと、料理のレパートリーや調理法の幅が広がるでしょう。

3．刃（臼）の素材で選ぶ

ペッパーミルの刃にはステンレスをはじめとした「金属製」と「セラミック製」の2つの素材がよく使用されています。

金属製の刃はペッパーミルで多く使用されています。入手しやすく使い勝手もよいですが、刃がサビやすい点や、金属の臭い移りがネックとなります。

セラミック製はサビる心配がなく手入れがしやすい素材です。また金属の臭い移りを気にする必要がないため、食材本来の風味を損なわずに挽きたての香りを楽しめます。金属製と比べて使い勝手も遜色がないため、迷ったときはセラミック製の商品を選ぶのがおすすめです。

4．手入れのしやすさで選ぶ

ペッパーミルを清潔に保つなら定期的なお手入れが大切です。しかし複雑な設計のタイプだとお手入れがしづらく、手間がかかってしまいます。先々の事を考えるなら、購入時にシンプルな設計の商品を選ぶか、分解洗浄可能な商品を選ぶのがおすすめです。

5．食材の種類で選ぶ

食材の種類に合わせて商品を選ぶのもポイントです。

ペッパーミルはスパイスを粉末状にする調理器具ですが、例えば「ソルトミル」のように岩塩を挽くタイプの商品も販売されています。この他にもごまをはじめ特定の食材専用の商品があるため、購入時は食材の種類に合わせて選ぶのがポイントです。対応していない食材でミルを使用すると、刃が傷んでしまったり詰まってしまったり、故障の原因になるため注意してください。

また商品によっては「スパイスと結晶塩」など複数の食材に対応している種類もあります。どちらの食材にも対応できるのはメリットですが、中身を入れ替える際は食材が混ざらないよう注意しましょう。

食材本来の風味を楽しめる京セラキッチンのセラミックミル

今回はペッパーミルの種類と選び方のポイントをご紹介しました。

ペッパーミルはその場で食材を粉末状にできるため、スパイスの挽きたての香りを楽しめます。挽きたてのスパイスは風味が段違いなため、毎日のお料理がさらにおいしく仕上がります。

京セラキッチンの「セラミックミル」はセラミック製の刃を使用。金属の臭い移りを気にする必要がないため、食材本来の風味を損なわず、挽きたての香りを楽しめます。また粗さ調節機能を備えているので、仕上がりや風味に変化を加えられるのもうれしいポイントです。

ペッパーミルの購入に迷ったなら、京セラキッチンの「セラミックミル」をぜひ試してみてください。