野菜や果物の皮むきが格段に楽になるピーラー。食材の仕込みや調理の場面になにかと便利な調理器具ですが、いざ商品を選ぶとなるとどれを選べばいいのか迷ってしまいがちです。
そこで今回は形状や刃の素材などピーラーの選び方のポイントを解説します。商品選びに迷っている方は、ぜひ参考にしてください。
ピーラーの選び方4つのポイント
ピーラーとは野菜や果物といった食材の皮むきをする調理器具です。食材の刃を当てるだけで簡単に皮をむけるため、調理の手間を軽くし、仕込み時間を短縮できます。
包丁を使った皮むきが苦手な人はもちろん、大量の食材を仕込む場面が多い料理好きの方にもおすすめです。また包丁を持たせるのが危ないと感じる子どもでも、ピーラーなら安全に調理ができます。
キッチンに1つあるだけでなにかと便利なピーラーですが、形状や刃の素材などが特徴の違う商品が多数揃っています。購入する場合は、どんなポイントを押さえておけばいいのでしょうか。選び方のポイントを4つご紹介します。
1.ピーラーの形状から選ぶ
ピーラーには大きく「T字型・Y字型」、「I字型(縦型)」、「U字型」の3つの形状があります。
T字型・Y字型はもっともポピュラーなピーラーの形状で、刃が持ち手に対して垂直に付いているため上から下に引きながら皮を向けます。軽い力で皮をむけるのも特徴で、刃の横幅が広いため大きめの食材にもぴったりです。とくに、にんじんや大根といった縦長の食材の皮むきに適しています。
I字型は棒状をした縦長タイプのピーラーです。包丁のように親指の使い方にコツがいるため、上級者向きの形状といえます。また刃の面積が狭いため、大きめの食材には適していません。一方で細長いごぼうのような食材にはおすすめで、小回りが利き細かい作業ができます。ささがきのように食材を薄く削ぎ落す使い方ができるのも特徴です。
U字型は持ち手部分がU字の形状をしたタイプです。あまり見かけないタイプですが、U字部分のバネを利用して、トングを開閉するような要領で皮むきができます。皮むきのスピードはやや劣りますが、刃が動く幅に制限があるため安全性が高く、初心者でも安心して使える点が人気です。とくにりんごのような丸い食材の皮むきには適しています。
2.刃の素材から選ぶ
ピーラーの刃の素材は、「ステンレス」と「セラミックス」の2種類が一般的です。
ステンレスは刃の素材として使用されることが多く、耐久性に優れています。硬い素材の皮むきにもおすすめです。一方で金属素材のため手入れを怠るとサビが発生する可能性があります。また、金属特有の臭い移りが起きる点はネックです。
セラミックスは刃の摩耗がないため、鋭い切れ味が持続します。また金属に比べて重量が軽いため、使い勝手が良いのも特徴。金属の臭い移りや、変色がないのもセラミックスの魅力で、サビないのもうれしいポイントです。
一方でステンレスに比べ衝撃に弱いのが難点といえます。しかし硬い素材を避けたり、収納時に他の調理器具とぶつからないようにしたりするなど、使い方を間違わなければ長持ちします。
3.食材に適した商品から選ぶ
ピーラーの中には、特定の食材専用の商品も販売されています。
例えばキャベツの千切りができるキャベツピーラーは刃の幅が広くなっており、大きなキャベツを手早く千切りできます。また大根のつまが作れるピーラーや、トマトや桃といった薄皮の食材向けのピーラー。人参しりしりやきんぴらのようにやや太めのサイズに食材をカットできるピーラーなど、バラエティーが豊富です。
ピーラーを使用する食材が決まっている場合は、こうした専用の商品を選ぶと調理の手間が軽減し調理時間を短縮できます。また、普段使い用として通常のピーラーを一本持っておき、用途に応じて専用ピーラーと併用するのもおすすめです。
4.持ちやすさや芽取りなど機能性から選ぶ
最後に持ちやすさや芽取りなど機能性にも注目してみましょう。
商品によってピーラーの持ち手にすべり止め加工を施しているタイプや、形状を工夫して持ちやすく安全性に配慮されたタイプが販売されています。しっかりと手にフィットすれば無理な力が入らないため安全はもちろん疲労軽減にもつながります。
またピーラーの刃部分とは別に、芽取り(耳)が付いているタイプも便利です。じゃがいもの皮むきでわざわざ芽の部分だけ包丁を使うといった手間がかからず、簡単に芽取り作業ができます。
こうしたピーラーの機能性に注目してみるのも、選び方のポイントです。
セラミック素材のピーラーなら食材の美味しさをキープしてくれる
今回は食材の皮むきに便利なピーラーの選び方についてご紹介しました。
ピーラーには「T字型・Y字型」、「I字型(縦型)」、「U字型」の3つの形状があり、T字型・Y字型は万能タイプ、I字は繊細な上級者タイプ、U字は安全性が高いタイプといった特徴があります。また刃の素材を選ぶときは、耐久性や硬い素材の皮むきに適しているステンレスと、軽くて鋭い切れ味が特徴のセラミックスの2種類が一般的です。
セラミックス刃を使ったピーラーを選ぶなら、京セラ製のセラミックピーラーはいかがでしょうか。金属素材特有の臭い移りを心配する必要がないため、食材の味や香りをしっかりキープ。セラミックス刃ならでは鋭い切れ味に加え、サビる心配がないためお手入れの手間がかかりません。また手にフィットしやすい持ち手設計を採用しているので、安全で握りやすいのも魅力です。
野菜や果物の皮むきや仕込み作業に、ぜひ京セラ製のセラミックピーラーをお選びください。
コメントを残す