電気を使って調理をするIHコンロ。火を使わない安全性や、お手入れの手間が少ないことから家庭でも導入する方が増えています。IHコンロを使用する場合は、フライパンや鍋もIH対応のものを用意する必要がありますが、選び方のポイントはどこにあるのでしょうか。
今回はIH対応フライパンの種類や選び方について、気になる疑問を解説します。
IH対応フライパンとは?
IH対応フライパンとは、IHコンロに対応したフライパンのことです。
一般的にコンロの熱源は、ガスとIHの2種類があります。ガスコンロはガスの火を熱源とし、IHコンロは電気を熱源として使用します。ここで注意したいのが、フライパンの種類です。例えば、IH非対応のフライパンをIHコンロで使用しても、熱が正しく伝わらず調理ができません。安全に調理をするためにも、IHコンロではIH対応フライパンを選ぶようにしてください。
IH対応フライパンの見分け方は?
IHフライパンとは、底面にIHプレートが付いています。そのプレートがあることで、熱が伝わりIH調理器にも使えるよう設計されています。では、IH対応フライパンはどのように見分けるのでしょうか。
フライパンは「ガス火専用」「IH専用」「ガス火/IH対応」など種類がわかれています。IHコンロで使用する場合は、「IH専用」か、ガスとIHのどちらにも対応している「ガス火/IH対応」を選ぶようにしましょう。
IH対応のフライパンには、IH対応のマークや刻印が入っています。包装やメーカーのホームページでもIHへの対応の有無が確認できるため、あらかじめチェックしておくと間違いがありません。
現在使っている古いフライパンがIH対応かを見分ける方法として「磁石がくっつく場合はIH対応」という見分け方もあります。しかし古いフライパンでは劣化や耐久性の低下、コーティングの剥がれなどが考えられるため、この方法はおすすめしません。
新生活や引っ越しで新しくフライパンを選ぶなら、まずはガスコンロかIHコンロかを確認してから、熱源に合ったコンロを購入するようにしましょう。
IH対応フライパンの選び方4つのポイント
ではIH対応フライパンの選び方について詳しく見ていきます。ここでは、押さえておきたい4つのポイントをご紹介します。
1.フライパンの素材の特徴から選ぶ
IHに対応したフライパンの素材は、鉄・ステンレス・アルミの3種類が一般的です。それぞれの素材には特徴に違いがあるため、購入時は料理や目的に合った素材を選んでおくのがおすすめです。下記の表で素材別の特徴をご紹介していますので、フライパン選びの参考にしてください。
素材 |
特徴 |
デメリット |
鉄 |
・耐久性に優れ手入れをすれば長持ちする ・火力が強い料理でも難なく対応する ・短時間で旨味を逃がさない調理法におすすめ |
・頻繁なお手入れが必要 ・素材が重いため、使い勝手を重視する方には不向き |
ステンレス |
・サビや汚れに強くお手入れしやすい ・余熱調理やじっくり温める食材に向いている ・丈夫で長持ちしやすい |
・鉄に比べて熱伝導率が低い |
アルミ |
・軽量で扱いやすい ・熱伝導率が高く火力調整がしやすい ・パスタやリゾットのような水分が多い料理におすすめ |
・熱伝導率が高く繊細な火加減が必要 |
2.鍋底はIHコンロに対応した平らなものを選ぶ
フライパンの底面は、IHコンロと密着しやすい平らなものを選びましょう。鍋底に丸みがあるものや凸凹があるものは、熱が伝わりにくくなるので注意が必要です。
3.サイズから選ぶ
フライパンのサイズを決める場合は、まずキッチンの大きさをイメージしておきましょう。小さなコンロだと十分な火力が得られないため、調理に時間がかかってしまいます。またコンロの周辺が狭い場合は、大き過ぎるフライパンは使い勝手が悪くなります。
こうした条件に留意したうえで、次に押さえたいのが料理を食べる人数。フライパンなら24cm~26cmサイズが標準的で、3~4人分程度の食材を調理できます。
- 3~4人分程度(標準的なサイズ) 24~26cm
- 2人分程度 22cm
- 1人分程度 18~20cm
- 4人以上 28cm~
4.用途に応じて形状を選ぶ
最後に、用途や目的に応じてフライパンの形状を選んでみましょう。
フライパンには一般的な丸い形状の種類以外にも、卵焼き専用や、煮込み料理などにも対応しやすい底が深いタイプなどが販売されています。まずはメインの丸型フライパンを購入し、料理のレパートリーやキッチンの収納スペースに応じて違った種類も探してみるのがおすすめです。
京セラキッチンのセラブリッドフライパンならIH対応の種類も豊富
今回はIH対応フライパンに関する気になる疑問を解説しました。IHコンロを使用する場合、IHに対応したフライパンを使用しないと、正しく熱が伝わらず調理ができません。IH用のフライパンを選ぶなら、「IH専用」か、ガスとIHのどちらにも対応している「ガス火/IH対応」と表記されている商品を選んでください。
京セラキッチンの「セラブリッドフライパン」は、フライパンの表面にセラミック加工を施すことで、調理中の焦げ付きやお手入れの手間を軽減。またセラミック加工による遠赤外線効果や熱伝導率の高さで、食材を素早く、ムラのない焼き上がりに仕上げます。
商品はサイズ展開以外にも、熱源により「ガス火/IH対応」と「ガス火専用」にわかれています。IHコンロを使用する方は、「ガス火/IH対応」の商品をお選びください。
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