水筒でおいしい緑茶を飲むための3つのポイント

水筒でおいしい緑茶を飲むための3つのポイント

独特の風味で飲む人の心をほっと和ませてくれる緑茶。せっかくならおいしい緑茶を水筒に入れて持ち歩きたいもの。しかし、水筒での保温方法を間違ってしまうと、味や香りが損なわれてしまいます。

そこで今回は、緑茶を水筒で持ち歩くときのポイントについてご紹介します。おいしい状態を長く保つための秘訣を、この機会にチェックしてみましょう。

緑茶の色や味が変化してしまう原因は?

冷たい緑茶

緑茶は古くから日本人の生活に馴染みのある飲み物です。爽やかな茶の香りと、甘味と苦みがバランスよく溶け合った絶妙な味わいは、飲む人の心をほっと和ませてくれます。

そんな緑茶を水筒に入れて持ち歩く際に、「緑茶の色や味が変化してしまった」といった経験をお持ちの方も多いのではないでしょうか。緑茶の色や味が変化する原因は「酸化」にあります。

カテキンの抗酸化作用で緑茶の色や味が変化してしまう

緑茶にはカテキンと呼ばれる成分が含まれています。カテキンには高い抗酸化作用があり、身体に害をなす活性酸素を除去する力があります。緑茶が健康に良いとされるのはこうした作用のため。

さて、カテキンの抗酸化作用は「自身が酸化することでほかの物質の酸化を防ぐ」働きをしています。たとえば、人の身体に害をなす活性酸素が体内に入ってきた場合、自ら活性酸素の攻撃を受け、自身が酸化することで人の身体を守ってくれます。

では水筒に緑茶を入れた場合はどのような現象が起こるのでしょうか。

保温性能の高い水筒の中では温度が高い状態が長時間続きます。温度が高い状態は酸化が起こりやすい環境です。そのため、もともとは無色だったカテキンが酸化し、緑茶の色が赤茶色に変色してしまいます。また酸化が進むと発生するのがタンニン。タンニンは渋みを含む成分で、水筒に入れた緑茶の味が変化したと感じるのはこのためです。

タンニンは渋みこそあるものの、健康に害をもたらす成分ではありません。しかし、緑茶のおいしい状態を楽しむなら、酸化してタンニンが発生する前に飲み切ってしまうのがおすすめです。

ポイントは3つ!水筒でおいしい緑茶を飲むためのポイント

ここまで水筒に入れた緑茶の色や味が変化してしまう原因についてご紹介しました。緑茶に含まれるカテキンは高い抗酸化作用を持っています。このカテキンが水筒の中で酸化することで、緑茶の色や味が変化してしまいます。

では、水筒でおいしい緑茶を飲むためにはどのようなポイントを押さえればよいのでしょうか。3つのポイントを見ていきましょう。

ポイント1.冷たい緑茶を持ち歩く

氷で冷やした緑茶

水筒でおいしい緑茶を飲みたいなら、冷たい緑茶を持ち歩いてみましょう。

保温性能の高い水筒の中は、温度が高い状態が続くため酸化が進みやすい状態にあります。そこで少しでも温度の低い状態をキープしておけば、酸化のペースを遅くし、長くおいしい状態をキープできます。

たとえば水筒に氷を入れておき、淹れたての緑茶を冷まして持ち歩くのはおすすめです。氷でお茶が少し薄くなるため、やや濃い目にしておくのがポイント。わざわざ氷を入れなくても、朝淹れた緑茶を、氷を敷いたボウルの上に置くなどして急激に冷ましてから水筒に入れるのも酸化のペースを遅らせるのに効果的です。

この他にも水出しの緑茶を作って持ち歩くのもおすすめです。

ポイント2.温かいお湯を持ち歩きティーバッグを入れて楽しむ

緑茶のティーバッグ

低い温度を保てば酸化を遅らせおいしい状態を保てるとご紹介しましたが、「緑茶は温かい状態で楽しみたい」という方も多いでしょう。

そんなときは保温性能の高い水筒にお茶だけを入れて持ち歩き、緑茶を飲む直前にティーバッグを入れて飲むのがおすすめです。これなら酸化が進む心配がなく、温かい緑茶をその場で楽しめます。

また先ほど冷たいお茶を持ち歩くとご紹介しましたが、オフィスや外出先に給湯器やポットがあるなら、緑茶を熱いお湯で割って飲むのもおすすめです。お湯で割るのをみこして、やや濃い目のお茶を持参しましょう。

ポイント3.水筒の加工にも注目してみる

セラミック加工の水筒

緑茶に限らず、水筒に飲み物を入れて持ち歩くなら水筒の加工にも注目してみましょう。ステンレスをはじめ金属製の水筒は、長時間飲み物を入れておくと金属成分が溶け出してしまい、飲み物の味が変化します。

おすすめなのが水筒の内部にセラミック加工をほどこした商品。セラミック加工により金属成分が溶け出さないため、飲み物のおいしい時間を長くキープしてくれます。

セラマグなら飲み物の本来のおいしさが長持ちする

今回は水筒でおいしい緑茶を飲むためのポイントをご紹介しました。

緑茶には抗酸化作用が強いカテキンが含まれています。カテキンは身体に害をなす活性酸素を除去する力がありますが、その作用の過程で酸化が進み、色や味の変化が生じてしまいます。

水筒でおいしく緑茶を持ち歩くなら

  • 酸化を遅らせるために冷たい緑茶を持ち歩く
  • 温かいお湯を持ち歩きティーバッグを入れて楽しむ

といった方法がおすすめです。「酸化を遅らせる」「酸化する前に飲む」のがポイントとなります。

水筒で持ち歩く飲み物のおいしさにもっとこだわりたいなら、水筒の加工にも注目してみましょう。京セラキッチンのCERAMUG(セラマグ)ボトルなら、内面にセラミック加工をほどこし味の変化や金属臭の発生を防いでくれます。飲み物本来のおいしさを長くキープしてくれるセラマグで、緑茶の繊細な味や香りをお楽しみください。

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