セラミックナイフ(包丁)のメリット・デメリットとは?

セラミックナイフ(包丁)のメリット・デメリットとは?

毎日使う料理用ナイフだからこそ、切れ味や使い心地にはこだわりたいもの。今回はセラミックナイフのメリットとデメリットについて解説します。

「セラミックナイフにはどんな特徴があるの?」

「手入れの方法はどうすればいいの?」

などなど、セラミックナイフに関する疑問や悩みがある方はぜひ参考にしてください。

セラミックナイフとは?

ホワイトカラーのセラミックナイフ(包丁)

セラミックナイフとは、刃の部分にセラミック素材を用いたナイフのことです。

セラミックスは金属に比べ半分程度の重さで使い心地が軽く、耐熱性や耐食性に優れています。また、ナイフにもっとも求められる心地よい切れ味が最大の特徴。食材に吸い込まれるような感触は、ぜひ一度体感してほしいセラミックナイフならではの魅力です。

金属と違い刃が白い種類が多いですが、最近ではカラーリングを施したおしゃれな商品も多く、キッチン用品の見た目にこだわりたい方にも人気です。

セラミックナイフの5つのメリット

セラミックナイフ(包丁)で野菜をカット

ここからはセラミックナイフの魅力をさらに深掘りするために、セラミックナイフの5つのメリットをご紹介します。

メリット1.吸い込まれるような切れ味

セラミックナイフの一番のメリットは、吸い込まれるような切れ味です。

セラミックスは金属に比べて、食材の切り離れが良く、スーっと刃が吸い込まれるような心地よい切れ味をしています。トマトや玉ねぎのスライスでも手早くカットでき、調理中にストレスを感じさせません。また、金属に比べ切れ味が落ちにくく、快適な使い心地が持続します。

メリット2.重量が軽く快適な使い心地を実現

セラミックナイフの重量は、金属製のナイフの約半分程度と軽量です。そのため長時間の調理でも疲れにくいのが特徴。大量の下ごしらえやナイフを使う時間が長いお料理でも、快適な使い心地で調理の負担を軽減してくれます。

メリット3.食材の風味を壊さない

食材の風味を壊さず、変色を防ぐのもセラミックナイフのメリットです。

金属製のナイフで刺身や生ものを切ると、金属の匂いが食材に移ってしまい風味が壊れてしまいます。とくに研ぎたてや下ろし立ては金属の匂いが移りやすく、せっかくの食材の良さが失われてしまいます。

その点セラミックナイフなら金属の匂い移りを気にせずに調理が可能。また違う食材を続けて調理する際も水洗いだけで簡単に匂いが落ちるため、食材の風味を損ないません。

メリット4.食材の変色を防ぐ

食材の変色を防ぐのもセラミックナイフのメリットです。

食材が変色する原因には金属素材に含まれる「金属イオン」が挙げられます。金属イオンが食材の酸化を早め、切り口が変色してしまうためです。セラミックナイフなら金属イオンを含んでおらず、リンゴや桃といった変色しやすいフルーツでも安心して調理できます。

メリット5.サビないので食洗機でも洗えてお手入れが簡単

5つ目のメリットは、サビないので食洗機でも洗えること。

セラミック素材は金属ではなく焼き物(陶器)の一種です。そのため酸やアルカリにも強く、サビる心配がありません。耐熱性にも優れているため、乾燥機付きの食器洗い機(食洗機)でも洗浄が可能。お手入れがとても簡単です。

また金属製のナイフではNGであることが多い台所用漂白剤への浸け置きができるため、いつでも清潔な状態を保てます。

本当のところはどうなの?セラミックナイフの気になるデメリット

白いセラミックナイフ(包丁)とまな板

さて、セラミックナイフの情報を調べていると「刃が欠けやすい」「お手入れが大変」といった気になる情報を目にします。ここでは、セラミックナイフの気になるデメリットについて、本当のところを解説していきます。

Q1.刃こぼれしやすいって本当?

A.冷凍食品や硬い野菜などは刃こぼれしやすい。食材との相性を意識すると◎

金属製のナイフに比べセラミックナイフはたしかに強度の部分で劣ります。たとえば冷凍食品や、かぼちゃやとうもろこしのような硬い素材を無理に切ろうとすると、刃が欠けたり割れたりする原因となります。

一方でフルーツやサラダ用の生野菜などをきれいにカットできるのはセラミックナイフの強みです。形が崩れにくいので、盛り付けもきれいに仕上がります。また、刺身や肉のスライスといった金属の匂い移りが気になる食材の調理にも向いています。

このように、セラミックナイフの強みを上手に引き出せる場面を選んで使用するのがポイントです。食材の特徴に合わせてナイフを使い分ければ、刃こぼれや欠けの心配がありません。

Q2.お手入れが大変ではないの?

A.食洗機や台所用漂白剤も使用できるのでお手入れが簡単

金属製のナイフは、高温で洗浄する食洗機がNGの種類も少なくありません。酸化が進みサビやすくなり、切れ味が落ちてしまうためです。その点セラミックナイフは耐熱性に優れているため、食洗機を使用できます。わざわざナイフを洗うひと手間を省いてくれます。

また金属素材と違ってにおい移りがなく、さっと洗い流すだけで違う食材をカットできるのもうれしいポイント。この他にも台所用漂白剤に浸け置きができるため、手入れが簡単で衛生的な状態を保てます。

一点注意したいのが刃のお手入れです。セラミックスは非常に硬い素材のため、一般的な金属刃物用の砥石(といし)では研ぐことができません。セラミックナイフの切れ味が落ちてきた場合は、専用のシャープナーを使って手入れをしてください。また、メーカーによっては研ぎ直しサービスを実施しているので、こうしたサービスを利用するのもおすすめです。

Q3.サイズのバリエーションが少ないのでは?

A.メーカーによってはバリエーションに違いがある

セラミックナイフは一般的な金属製ナイフに比べバリエーションが少ないイメージがあります。たしかに、メーカーによってはサイズや種類が限られており、選択肢が少ないのがネックです。

しかし近年は豊富なバリエーションのセラミックナイフを提供するメーカーも増えています。たとえば京セラ製セラミックナイフには「三徳ナイフ」や「ペティナイフ」など種類が豊富に揃っています。三徳ナイフだけを見てもサイズの大小が用意されており、用途や好みにあわせて商品選択が可能です。

また「パン切りナイフ」や「スライスナイフ」といったギザ刃の商品を展開しているのも京セラ製セラミックナイフの特徴で、料理好きの方でも満足できるラインナップが用意されています。

切れ味と耐久性に優れた京セラキッチンのセラミックナイフ

今回は、セラミックナイフのメリットとデメリットをご紹介しました。セラミックナイフは吸い込まれるような切れ味や軽くて快適な使い心地など、金属製ナイフにはないメリットがあります。やや強度の面がネックですが、冷凍食品やかぼちゃなどの硬い食材を避ければ、金属製ナイフと遜色なく調理を楽しめます。

セラミックナイフ選びで迷うなら京セラの商品がおすすめです。

京セラ製セラミックナイフは、自社で独自開発した原料を使用。硬くて、しなる(靭性値<じんせいち>が高い)ナイフで切れ味はもちろん、欠けにくく耐久性に優れています。また刃の強度を高めるために先端が少し丸いR形状を採用。ナイフがぶつかったときの衝撃を分散し、欠けやすいとされるセラミックナイフの弱点をしっかりカバーしました。

アフターサービスに優れているのも京セラキッチンの魅力。ナイフの研ぎ直しサービスや、自社ブランド『cocochical』の製品を無料で修理できるサービスチケットも付いています。

調理する楽しみをぐっと広げる京セラ製セラミックナイフを、ぜひ一度お試しください。

 

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