セラミック加工のフライパンが注目を集めている理由とは？

「セラミック加工のフライパンがよく紹介されるけど、どんな特徴があるの？」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。セラミック加工を施したフライパンは焦げ付きにくさや熱の伝わりやすさなどさまざまな特徴を持っています。今回はそんな特徴について詳しく解説します。購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

セラミック加工のフライパン4つの特徴

ハンバーグを焼く様子

セラミック加工のフライパンとは、表面にセラミックスのコーティングが施されたフライパンのことです。コーティングではフッ素樹脂加工が有名ですが、セラミック加工にはそれに勝るとも劣らないさまざまな特徴があります。

さっそく4つの特徴をひとつずつ見ていきましょう。

特徴1．熱伝導率の高さや遠赤外線効果でふっくらおいしく仕上がる

セラミック加工は熱伝導率（熱の伝わりやすさ）に優れています。すぐに火が通るため、食材の旨味を逃がさず短時間でおいしく料理が仕上がります。

またセラミックスには遠赤外線を発する性質があり、食材にムラなく均等に熱が伝わるためふっくらおいしく仕上がるのも特徴。魚や肉といった食材とは相性がよく、表面はパリッと、中はふんわりジューシーな味わいを楽しめます。

特徴2．焦げ付きにくく汚れにも強いのでお手入れが簡単

目玉焼きを焼く様子

セラミック加工は焦げ付きにくく汚れに強いのも特徴です。食材がフライパンの表面にくっつくと、焦げ付きや汚れの原因になります。とくに焦げ付きはお手入れに手間がかかりますが、セラミック加工は焦げ付きにくい特徴があるため、お手入れの手間がかかりません。

また、焦げ付きにくい状態を保ち、長くお使い頂くためにはいつくか使い方の注意点を押さえておきましょう。まず熱まわりがよいセラミック加工は、強火で調理すると焦げ付きの原因となります。中火以下で調理するようにしてください。また、使用前には油をキッチンペーパーでフライパン全体にまんべんなく塗ると、さらに焦げ付きを予防できます。

特徴3．摩耗に強く長持ちする

炒飯を焼く様子

摩耗に強く長持ちするのもセラミック加工の特徴です。セラミックスは硬く耐久性に優れた素材で、フライ返しをはじめとしたキッチンツールでの摩耗に強い特徴を持っています。

こうした摩耗はコーティングや素材の傷みを引き起こし、フライパンの寿命が短くなる原因になります。長持ちするフライパンを選びたいなら、セラミック加工の商品がおすすめです。

特徴4．安心安全に調理できる

フライパンで色々な食材を焼くイメージ

安心安全に調理できる点もセラミック加工のフライパンの特徴です。フライパンのコーティングで一般的なフッ素樹脂には、人体や環境に影響を及ぼす可能性のある化学物質（PTFE/PFOA）が含まれている場合があります。

しかしこうした化学物質が影響を及ぼすのは、長時間高温でフライパンを空焚きした場合や正しい使用方法を守らなかった場合など、特殊なケースがほとんどです。メーカーでも生産工程で厳格なテストを設けているため、「フッ素樹脂加工のフライパンは危険」という議論は判断が難しい部分です。

とはいえ近年は環境や健康意識の高まりから、こうした化学物質を使用していない製品が注目されています。セラミック加工のフライパンは、基本的にフッ素樹脂が含まれていないため、安心安全に調理ができます。

ご自身の健康はもちろん、小さなお子様やペットへの影響を心配している方にはセラミック加工のフライパンがおすすめです。

セラミック加工のフライパンを使う際のポイントは

ここからはセラミック加工のフライパンを使う際のポイントについてご紹介します。便利で機能性に優れたセラミック加工のフライパンですが、使用時はどんな点に注意が必要なのでしょうか。

中火以下で使用する

ガスコンロの弱火から中火

セラミック加工のフライパンを使用する際は、火加減を中火以下で使用しましょう。熱伝導率が高いセラミック加工は、熱まわりがよいため強火で使用すると焦げ付きの原因になります。素材やコーティングを傷める原因にもなるため、火加減をしっかり調節しましょう。

油をひいて使用する

フライパンに油をひく様子

油をひいて使用するのも、セラミック加工のフライパンを使用する際のポイントです。火で温まる前に少量の油を入れ、キッチンペーパーでフライパン表面に満遍なくひいていきましょう。「油を擦り込む」ようなイメージが、上手に油をひくポイントです。

使用後は時間を置いてお手入れする

フライパンを洗う様子

フライパンを使用したら、焦げ付きや汚れを落とすなどお手入れをしてあげましょう。この際に注意したいのが、フライパンが熱い状態ですぐに水に入れないこと。急激な温度変化はコーティングの剥がれや傷みの原因になります。使用後は少し時間を置いてフライパンの熱を冷ましてから、なるべく早く洗浄しましょう。

CERABRID（セラブリッド）シリーズのフライパンでお料理をもっとおいしく

セラミック加工のフライパンは、熱伝導率の高さや遠赤外線効果により食材が「ふっくらおいしく」仕上がります。また焦げ付きにくく汚れに強い点や、摩耗に強いなどお手入れの手間もかかりません。

セラミック加工のフライパンをお探しなら、京セラの「CERABRID（セラブリッド）®️」シリーズがおすすめです。セラミックスの特徴である熱伝導の良さと遠赤外線効果により、表面はカリっと、中はふんわりとした焼き上がりを実現。焦げ付きにくくお手入れの手間がかからないため、調理中・調理後のストレスからも解放してくれます。

セラブリットシリーズのフライパンで、毎日のお料理をもっとおいしく仕上げてみましょう。