まな板に雑菌・カビが繁殖するのを防ぐには?

まな板に雑菌・カビが繁殖するのを防ぐには?

日々のお料理に欠かせないまな板ですが、食材を扱うとなると気になるのが衛生管理です。特に梅雨時や夏場の季節は雑菌やカビが繁殖しやすくなるため、まな板の衛生管理にはより一層注意が必要です。

そこで今回は、まな板を衛生的に使用するためのポイントを解説します。梅雨時や夏場はもちろん、年間を通して雑菌やカビの繁殖を防ぎ、安心安全にまな板を使うための方法をご紹介します。

そもそもなぜまな板に雑菌やカビが繁殖するのか

汚れが目立つまな板

 

まな板に雑菌やカビが繁殖してしまう原因は、食材の残りかすや汚れです。

食材をカットする際に包丁の刃を受け止めるまな板は、使用するごとに傷がついてしまいます。調理後に目に見える汚れは洗い落としたつもりでも、こうした傷の間には細かな食材の残りかすや汚れが残ってしまいます。食材や汚れは、雑菌やカビの栄養分。お手入れが行き届かず、気付かずに放置してしまうと次第に雑菌やカビが繁殖してしまいます。

まな板に菌が繁殖する様子

長くまな板を使用していると、表面に黒ずみや汚れが目立ちはじめるのはこのため。衛生的に好ましくないのはもちろん、食中毒を発生させるリスクも高まります。リスクを回避して、常に衛生状態を保つためにも、まな板の正しいお手入れが大切です。

まな板の雑菌・カビ繁殖を防ぐための3つのポイント

では、まな板の雑菌やカビの繁殖を防ぐにはどんなポイントを押さえる必要があるのでしょうか。正しい洗浄の方法と併せて確認しておきましょう。

ポイント1.使用後は毎回しっかり汚れを洗い落とす

まな板を洗浄する様子

まず、調理でまな板を使用したら毎回しっかりと汚れを洗い落としましょう。

ササっと水で洗い流しがちですが、これでは汚れがきちんと落ちず雑菌やカビが発生する原因となります。面倒に感じてしまいますが、健康や安全には代えられません。調理後は毎回、中性洗剤を使って表面の汚れをしっかり落としてあげましょう。

まな板を洗ったら、しっかり乾燥させるのもポイントです。湿気も雑菌やカビが繁殖しやすい環境なだけに、水気をきちんと拭き取って乾燥させてから、収納するのがポイントです。

【チェック】熱湯ではなく水やぬるま湯を使用する

まな板を洗う際は「熱湯を使えば除菌ができる」と考えてしまいますが、実はこれはNG。

肉や魚などのたんぱく質は、60℃以上のお湯で固まる性質を持っています。調理後すぐに熱湯をかけて洗い流してしまうと、たんぱく質が固まってしまい、かえって汚れが落ちにくくなります。まな板を洗浄する際は水、もしくはぬるま湯で洗うようにしましょう。

ポイント2.汚れが目立つ場合や、使用頻度が多い場合は定期的に除菌・漂白する

まな板に塩素系除菌漂白剤を使用する様子

まな板を衛生的に使い続けるには、定期的に塩素系除菌漂白剤で除菌・漂白をおこないましょう。

毎日洗剤を使って丁寧に洗浄していても、目に見えない雑菌やカビがどうしても残ってしまいます。汚れが目立つ場合や、まな板の使用頻度が多い場合は定期的にしっかり除菌・漂白をおこないましょう。

除菌・漂白をおこなう頻度は、一般家庭であれば1週間に1回程度が目安です。汚れが目立つ場合や、使用頻度が多い場合は2~3日に1回程度と間隔を短くしてください。

一般家庭ではなく飲食店では、閉店後に毎日除菌・漂白をするのが当たり前です。一般家庭でここまで徹底するのは大変ですが、「食材の衛生管理にはそれぐらい注意が必要」と知っておくだけでも、定期的な除菌・漂白の大切さの意識づけとなります。この機会にぜひ覚えておいてください。

【チェック】漂白剤の使用時はまな板の素材を確認してから

漂白剤を使用する場合は、まな板の素材を確認しておきましょう。

例えば木製のまな板は基本的に漂白剤が使用できません。また素材によっては頻繫に漂白剤を使用すると、まな板の劣化が進みやすい商品もあります。あらかじめ、まな板の素材別に特徴やお手入れの方法を確認してから、除菌・漂白をおこなうようにしましょう。

ポイント3.まな板の寿命を把握しておく

野菜を置いたまな板

毎日丁寧に使っていても、どうしても傷や劣化が起こるのがまな板です。使用頻度やお手入れ具合によっても前後しますが、木製のまな板なら5~7年、プラスチック製なら2年程度が寿命とされています。

「洗浄や除菌・漂白をしても汚れが落ちにくくなった」、「見た目にも傷が目立つようになった」と感じたら、買い替えのタイミングです。衛生的な状態をしっかり保つためにも、思い切って新品に交換するのは賢い選択です。

【チェック】耐久性やお手入れの手間がかからない素材を選んでおく

買い替えを考えるなら、素材の特徴を把握しておきましょう。特に雑菌やカビの繫殖を予防する視点で選ぶなら、耐久性が高くお手入れの手間がかからない素材を選んでみてください。

おすすめはゴム製のまな板。ゴムは復元力(素材が元に戻そうとする力)が働くため、深い傷がつきにくく耐久性に優れています。寿命も10年程度と他の素材よりも長めです。深い傷がつかなければ、雑菌やカビが繁殖しにくく衛生的に使用できます。水を吸収しない特徴も、雑菌やカビの繁殖を防ぐのに効果的でしょう。

また、ゴム製のまな板は一般的に熱湯消毒や漂白除菌に対応できる商品が多く、水を吸収しないことからお手入れの手間がかからないのもおすすめポイントです。

耐久性とお手入れの手間がかからないゴム製まな板を選ぼう

ゴム製のまな板

今回はまな板を衛生的に使用するためのポイントをご紹介しました。生の食材や水気の多い環境で使用するまな板は、お手入れを怠ると雑菌やカビが繁殖してしまいます。安全で衛生的に使用するためには、使用後は必ず洗浄をおこない、定期的に漂白剤で除菌・漂白するようにしてください。また、まな板はどうしても寿命があるため、汚れや傷が目立つ場合は思い切って新品へ買い替えてあげましょう。

新しくまな板を買い替えるなら、耐久性に優れお手入れの手間がかからない、ゴム製まな板がおすすめです。

ゴム製のまな板で食材を切る様子

京セラキッチンの「ブラックカッティングボード」は、合成ゴムを使用したプロ仕様のまな板です。素材には天然木粉を練り込み、木に近いソフトな刃あたりを実現。ブラックカラーで落ち着きがある見た目もとてもおしゃれ。またゴム製ならではの耐久性の高さやお手入れのしやすさも魅力で、100番台のサンドペーパーを使ってお手入れをすれば、表面の傷が目立ちにくくなり、長くきれいな状態を保てます。

機能性とデザイン性を兼ね備えた高品質なまな板で、衛生的で快適なキッチンタイムをお楽しみください。

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